こんにちは!
兼業トレーダーの斎藤まさるです。
皆さん、資金管理ルールというものはご存知でしょうか?
FXをするうえで、多くのトレーダーが作っているルールです。
なぜ資金管理ルールを作るのかというと、自分の資産を守るためです。
今回は海外FXもしくはXMの資金管理ルールの作り方についてFX初心者の皆さんにお伝えしていきたいと思います。
最初にお伝えしておきますが、今回お話する資金管理ルールはできるだけ早めに作っていくことをおすすめします!
資金管理ルールとは
資金管理ルールとは、そのままなんですが自分の資産を守っていくために決めるルールのことです。
このルールなんですが、初心者のうちに作る人は少ないんです。
また、逆に中堅になってくると作らなくなる人も増えます。
そういう人の場合は、すでに慣れてきて感覚でやってる人なので、資金管理ルールなんて作らなくてもやれるよ、なんて初心者に説明することもあります。
だけど、初心者だからこそよけいに資金管理ルールを作って欲しいんですね。
知識や経験がほとんどないからこそ、ガイドライン的なものがあることで、「やばい!」を回避できる可能性が上がります。
なぜ資金管理ルールを作るのか
これはもう、みなさんわかると思います。自分の資産を守るため、ですね。
せっかく増やした資産をパーにしてしまったらもったいないです。
むしろ、FXなんてしたくなくなると思います。
だけどあらかじめルールがあれば、資産0ということにはなりにくいです。
むしろ資金管理ルールは、資産を守って損失を少なくするためにあります。
最初は損も多いかもしれませんが、どんどんブラッシュアップさせていくことで利益を生み出しやすくなっていきます。
どうして資金管理ルールを作るのか
- 自分の資産を守るため
- =リスク回避のため
- 利益をより増やしていくため
資金管理ルールの作り方
資金管理ルールは7ステップで作り上げていきます。
資金管理ルールの大まかな作り方
- 資金管理ルールの基礎を知る(ある意味ステップ0)
- 資金を落とし込む
- トレードスタイルを決める
- 損失額を決める
- 実践する
- ブラッシュアップをする
- 繰り返す
このうち、1〜4と6について詳しくお伝えしていきますね。
資金管理ルールのめっちゃ基礎
資金管理ルールの基礎ですが、
資産を守ることを目的に作っていくのが鉄板です。
そんなの当たり前、と思うかもしれません。
でも、実際は作ったルールを守っても損失になってしまうこともあります。
なぜかというと、その時の感情だったり経験不足だったり勉強不足だったりと色々な要因で、ルールを守っても損失が増え続けることがあるんですね。
だから、資産を増やすことを目的に作るなら、その時々の自分の状況にあったバランスが非常に大切なんです。
ようは、3つのバランスを考えながら、資産を守ることを目的に資金管理ルールを作っていく!ということです。
ではその3つのバランスは何かというと……
- 性格・感情
- 経験と知識
- 資金状況
この3つになります。
これだけでは意味がわからないと思うので、ひとつずつ説明していきますね。
性格・感情
無理に自分の性格に合わない資金管理ルールを作ると苦しむことになります。
たとえば、割と大雑把な性格なのに、事細かに色々なことをノートに取って、支出入などのことを書いていこうと思ったらおそらく続きません。
そもそもルールを守らなくなる可能性の方が大きいです。
他にも、本当はせっかちで割とすぐ結果を求めるタイプなのに、ゆったりと構えるような資金管理ルールを作ってしまうと、それもまたストレスで続かなくなることは間違いありません。
自分の性格や感情の出方を考えながら、資金管理ルールを作っていくことがあなたの資産を守っていくことを忘れないでください。
経験と知識
僕のブログで何回もお伝えしているのですが、FXは本当に経験と知識がものをいう世界です。
ですが初心者のうちは、経験と知識はごくわずかです。
それなのに少しレベルの高いことをしてみようと思って使ってみても、全くわけがわからなくなって失敗に終わるでしょう。
そのため、自分の知っている知識や経験のレベルか、調べたり勉強したりしたことを踏まえつつ、今よりちょっと上の技術レベルでルールを作っていくことをおすすめします。
資金状況
例えばですが、保証金(資産)が500円の時と1万円の時とだと、同じロット数・レバレッジでも取引できる金額が違うことはわかると思います。
500円の資産状況で、初心者が888倍のレバレッジでトレードするのは、資金管理の面では非常にリスキーです。
1発でなくなってしまう可能性があります。
(ダメと言ってるわけではなくて、資金管理の面ではよろしくないという意味です)
逆に、500円の資産だけど実は余剰金がまだあるのであれば、もう少しレバレッジを低くして、様子を見ながら投資していくという方法も普通に考えられます。
なので、自分の資産状況に合わせたトレード方法・資金管理の方法を考えていく必要があります。
資金(生活余剰金)を落とし込む
次に、自分が使える資金を落とし込んでいきましょう。
僕は生活余剰金を使うことをおすすめしています。
生活余剰金というのは、自分の生活費を圧迫しないお金のことです。
生活で余るお金と書くのはその理由なんですね。
普段から家計簿や明細をつけている人は少ないと思いますが、あらかじめ余剰金などの金額がわかっている人はこの作業は必要ありません。
どれくらいのお金をFXで使えるのか、毎月いくら海外FXに回すことができるのかを明確にしていきましょう。
もちろん、貯金から資金を出しても大丈夫です。
(全額ぶっこむなんてことはしないでくださいね……)
この時に決めた余剰金は、昇給したりボーナスをもらったりしない限り増やしてはいけません!
追加追加……としていくと、いずれ生活を圧迫しかねませんし、トレードをする時に慎重さがなくなっていきます。
そのような状況になるとは資産を増やしていくことが難しくなるので、自分の資産と生活費などは線引きをしっかりとしていきましょう!
トレードスタイルを決める
資金管理のことなのにトレードスタイル?と思うかもしれませんが、トレードスタイルによって資産の増え方やトレード回数などが変わってきます。
つまり、トレードスタイルを決めることで、ある程度そこにかかる取引コストや、資産の増えるペースなど、お金に関わることが見えてくるんです。
例えば、XMの場合ですが、スキャルピングをするなら1日10回以上は取引するとして、取引にかかるスプレッドの平均は1.6pipsくらいだから、16pipsは1日に最低でもかかるな……みたいな計算ができるんですね。
それを踏まえたうえで、取引額を決めたり、今の資産状況だったら別の通貨ペアにした方がいいな、とか色々なことが決められます。
ということは、トレードスタイルを決める段階で他のことも決めないといけないのはわかりますよね。
ただガチガチに決めすぎると融通が効かなくって、やりにくくなってしまうのでそこは臨機応変にいきましょう。
損失額を決める
1日の損失額も決めていく必要があります。
決めることでトレードの損切りルールを決めることができるからです。
損失額をpipsで決める人もいるんですが、できれば%とかで決めた方がいいかなと思います。
pipsだと状況によって色々変えられないので……。
%で何を決めるかというと、総資金からの損失額のパーセンテージです。
このパーセンテージですが、結構書籍やサイトさんや人によって違うので、自分がやってみて一番損失が少ない損切りの値が見つけられるといいです。
え?初心者に全然優しくない……と感じたらその通りだと思います。
僕がFX初心者でこの記事を見てたら、役に立たないサイトだなって思っちゃいます笑
なのであくまでも目安をお伝えしますね。
それでイメージを作っていって、自分に置き換えてやってみてください。
目安としては1日の損失額を総額の1〜2%以内に設定します。
実際2%ルールっていうのがあるくらいなので、2%の人が多いかもしれないです。
(時々4%とかの人もいますが、資金が潤沢なんだろうと思います)
(逆に1%や0.5%の人もいますよ!)
例えば、証拠金が10万円なら、1日2000円(100000円×0.02)まで損失して良いということになりますよね。
もちろん、トレードスタイルなどによって1回の取引でどこまでいったら損切りするかなどの目安もあるので、そういったものと合わせて考えていく必要があります。
損切りという言葉がわからない人は、初心者向けの基本用語集をみてください。
ちなみにトレードスタイルは、スキャルピング・デイトレード・スイングトレードについて僕のブログで紹介しています。
損切りや利食いについてもお伝えしているので、ぜひ読んでみてもらえると嬉しいです。
ブラッシュアップは必ずやる
ブラッシュアップは必ずやってください。
自分で決めても結局あまり合わなかったり、なぜか損失が増えてしまったりすることがあるからです。
原因を探して、何がダメだったのかをはっきりさせましょう。
ちなみに今では問題なくできてますが、僕はびびりなもので損失額を1%に設定していました。
そのはずが、計算ができなくて、4%くらいになってた時はびっくりしました。
おかしいなと思ってたんです。
だってどんどん資産が減っていくんですから。
それに気づいた時は、かなり損失が減るようになって嬉しかったです。
(自分の情けなさに涙が出そうになりましたが)
最終的には経験とトライアンドエラーがものをいう
資金管理ルールも、他のFXに関係するルール作りも、最終的には実践→検証→修正→実践といった感じで、トライアンドエラーをしていくことになります。
その中で積み上げた経験やトライアンドエラーの考え方が、FXのトレードに生きていきます。
たくさん経験してたくさんトライアンドエラーを繰り返しましょう!
細々面倒な人へ
正直資金管理ルールとか細々面倒だし、考えたら頭おかしくなりそうだし、全くもってやりたくない……
さっさと実践だけをやらせて欲しいと思っている人は、絶対いると思います。
なぜなら僕が初心者のときにそう思ってたからです。
実際資金管理ルールは作らなかったんですね。
ただ、やってるうちに資金管理がとても大切だと学んだので、作るようにはなりました。
だから、作りたくない人に関しては、ちょっと辛辣ですが、まず、やってみて損して、資金管理の大切さを身を以て体験してもらえばいいかなと思っています。
でも僕は優しいので、あえてそんな人たちに、これだけはとりあえず守っておいた方が良いよ、という資金管理ルールと、学んでおいて欲しいことを↓にまとめました。
ルール作りが面倒な人は資金管理についてはこれだけ守っておきましょうリスト
- 1日の損失額は2%、できれば1%に納めてください
- トレード手法決めて利食いと損切りの目安は知っておいてください
- トータルで利益になることを考えてトレードしましょう
資産を守るために早めに資金管理ルールを作ろう
資産を守るための資金管理ルールの作り方についてお話ししましたが、早く作れば早く作るだけ役に立ちます。
最初は資金管理のことなんて全くわからないかもしれません。
わからないなりにこの記事を見たり、他のサイトさんや本で調べたりしながら作り上げていきましょう。
そうすることで、FXをしていくうえで必要な知識が資金管理ルールを作ることで身につくので、FX初心者にとっては一石二鳥です。
また、早めに作ることで早くにリスク回避に対する意識が向くようになります。
すると、資産の減りもどんどん少なくなっていくことに気がついていくことでしょう。
(作成後ちゃんとブラッシュアップし続けた場合ですけど)
ぜひFX初心者の皆さんには、早いうちに資金管理ルールを作ってほしいです。
では今回はここら辺で。
また別の記事でお会いできるのを楽しみにしています!
斎藤まさる

