インターネットの普及により、情報量が急激に増えている現代。
本当に信用できるものを見分ける目を持つことは、損をしないで生きていくためにも不可欠なことです。
特に何十万、何百万円もの資産を動かすFXにおいて信用できる業者を見分けることは、あなたの資産を守り、かつ殖やすために非常に重要なことと言えるのではないでしょうか。
とりわけ3,000社以上もあると言われる海外FX業者は、まさに海千山千といったところで、優良業者もありますがとんでもない悪徳業者も紛れているのです。
海外FX業者の「自己評価」は信じない
悪徳業者が自分で「私どもは悪質ですので、信用しない方が良いですよ」なんて言うわけはありません。
「○○政府公認業者」「○○金融庁においてライセンス取得」「約定率100%」などのいかにも信用度が高そうなフレーズを並べ立て、新たなカモを狙っています。
そのような悪徳業者に入金してしまうと、いきなり口座凍結されて資金を出せなくなってしまったり、突然サイトにログインできなくなったりして、大損をしてしまう可能性があるのです。
海外FX業者の自己評価、つまり、自社サイトに記載されている根拠のない文章は全部最初から信用しないというスタンスで、海外FX業者とは付き合うようにしてください。
海外FX業者を何で評価すればよい?5つの着目点
海外FX業者の自己評価を信用しないということは、トレーダー自身が信用できる業者なのかを見極めなくてはならないということです。
次の5つのポイントに着目し、自力で信用できる業者なのか見極めていきましょう。
1.正規登録業者かチェック
海外FX業者ですから、日本の金融庁に登録する必要はありません。
しかし、いずれかの国の金融庁や金融庁に準ずる組織には登録し、信用できる業者としてのお墨付きをもらっていないと怖くて利用できませんよね。
まずは「どこの国の組織に登録しているか」そして「登録番号を公開しているか」についてチェックしてみてください。
例えば日本人トレーダーにも人気のXM(XMTrading)では、公式サイトで以下の情報を公開しています。
XMは、セーシェルの金融庁で正規に登録した業者であることが分かりますよね。
しかし、自社サイトですから、登録していないのに勝手に「登録した」と主張している可能性があります。
番号が記載されていても鵜呑みにするのではなく、本当にセーシェルの金融庁に登録されているのか調べてみましょう。
まずはセーシェルの金融庁(Financial Services Authority Seychelles)にアクセスします。
出典:Financial Services Authority Seychelles
規制機関(Regulated Entities)内の登録市場(Capital Markets)を見てみましょう。
出典:Financial Services Authority Seychelles「Capital Markets」
セーシェルの金融庁に正規業者として登録されている業者が一覧表示されますが、スクロールしていくと「XMTrading」の名前もちゃんと出てきます。
登録サイトアドレスも、実際に使用されているアドレスとまったく同じですので、XMは公式サイトで説明している通り、本当にセーシェルの金融庁に登録している正規のFX業者だと分かりますね。
ほとんどの国の金融庁(Financial Services Authority)では、セーシェルのように英語で登録業者をチェックできるようになっています。
登録業者の確認は誰でもパスワード不要でできるようになっていますので、面倒に思わずに調べてみてはいかがでしょうか。
本当に登録している業者だと理解することで、安心してFXトレードができるようになりますよ。
2.サポートセンターにつながるかチェック
各国の金融庁に登録しているかどうかを調べたら、次は、サポートセンターにつながるかどうかを調べます。
サポートセンターの電話番号やメールアドレスが記載されていない業者は論外ですが、記載されていても、電話がいつもつながらなかったり、メールの返事が返ってこなかったりすることがあります。
出典:XM「サポート」
例えばXMのサポートページを見ると、メールアドレスとライブチャットの表示があります。
「日本語ライブチャット」の部分をクリックすると、以下のポップアップ表示が出ます。
「入出する」のボタンをクリックしてみましょう。
すでにXMの口座を開設している場合は口座番号を入力しますが、まだ、XM口座を開設していない場合は「新規のお客様」をクリックしてから、名前と苗字、Eメールアドレスを入力し、言語を選択します。
日本語を選択すると「offline」という表示が出ていますので、このタイミングではチャットを利用できないことが分かります。
XMのサポートは月~金の24時間だけですので、土曜日と日曜日は日本語だけでなくどの言語も「offline」になってしまいます。
とはいえ、メールアドレスがあるだけでなく、平日だけではありますが日本語で利用できるライブチャットがあるというのは心強い限りです。
海外FX業者を利用するときは、日本語でサポートを受けられる業者を選ぶようにしてください。
3.入金・出金システムをチェック
正規登録されている業者かどうか、そして、サポートが受けやすい体制になっているかの2点をチェックすれば、海外FX業者の信頼性に関してはほぼ確信できるでしょう。
しかし、利用しやすい業者かどうかは、信頼性とは無関係です。
利用しやすさを調べるためにも、まずは「入金・出金システム」について調べてみましょう。
出典:XM「手数料無料」
XMではクレジットカードの「VISA」を使うなら、手数料無料で入出金が可能です。
また、電信送金を利用して入出金するときも、200USドル以上の金額なら手数料は無料になります。
海外FXでは入出金の手数料が高いことが多く、FXトレードでせっかく利益が出ても手数料を差し引くとごくわずかになってしまうという業者が多いですから、クレジットカードと電信送金の手数料が無料なのはかなり嬉しいポイントですよね。
4.キャンペーンの利用方法が明確かをチェック
キャンペーンに惹かれて海外FX業者を利用する人も少なくありません。
しかし、魅力的に思えるキャンペーンが、実は絶対に利用できないように仕組まれたものならショックですよね。
キャンペーンが本当に利用できるのかについても、かならず確認してから口座を開設するようにしましょう。
例えばXMでは口座開設時と入金時、そして不定期の3回のタイミングでボーナスがもらえるキャンペーンを実施しています。
出典:XM「プロモーション」
まずは口座を開設するだけで3,000円のボーナスをもらえることが分かります。
これは入金する前でももらえるボーナスですから、トレーダーは1円のリスクも負わずにボーナスを利用できることになります。
万が一、口座が凍結されたとしても、トレーダーの自前資金がなくなるわけでもありませんから、気楽にボーナスを使ってFXトレードを始めることができますね。
では、入金ボーナスとはどんなボーナスでしょうか。
最初の500USドルに関しては100%(=500USドル)、次の22,500USドルに関しては20%(=4,500USドル)の二段階のボーナスを実施していることが分かります。
最大で5,000USドルが受給できること、また、ZERO口座では入金ボーナスが支給されないことが明記されていますから、ZERO口座以外を開設すれば入金ボーナスを受け取れないことにはならなさそうです。
5.インターネットで評判をチェック
自力で1~4までをすべてチェックしたら、次はインターネットで業者の評判をチェックしてみましょう。
FXトレードはインターネットを使って行う投資ですから、「良い」「悪い」といった評判もインターネット上で飛び交います。
気になる業者の名前をGoogle検索などの検索エンジンを使ってチェックしてみてくださいね。
すべての条件をクリアした業者を紹介
1~5までのすべての項目をチェックし、信頼できる優良業者と確認できた業者を3つ紹介します。
いずれも日本語サイトを持ち、なおかつサポートサービスを日本語で利用できますので、英語に自信がない方も安心して利用できますよ。
XM
正規登録業者かつ日本語サポート体制がしっかりと確立されているXMは、信用度が高い海外FX業者としても知られています。
ボーナスキャンペーンも、口座開設時と入金時、そして不定期の3つのタイミングで適用されますので、投資資金を増やせる楽しみもありますね。
LAND-FX
LAND-FXもすべての条件を満たす海外FX業者です。
各国の金融庁の中でも特に認証基準が厳しいと言われるイギリスの金融庁に登録していますので、充分信頼できる業者と言えるでしょう。
出典:LAND-FX公式サイト
TitanFX
XMやLAND-FXと同様、TitanFXも日本語でトレードできるだけでなく、日本語でサポートを受けられる海外FX業者です。
登録が厳しいことで知られるバヌアツ共和国の金融庁に登録していますので、信用できる業者の1つと言えるでしょう。
出典:TitanFX「Financial Services Guide」
ネット評価をうのみにせずに自分で調べてみよう
インターネットで出回っている情報すべてが本当のことではありません。
悪質な業者の中には偽のライセンス情報を記載したり、絶対に適用不可能なキャンペーン情報を記載する業者もあります。
少しの英語力でライセンスが本物かどうかを調べることができますので、かならず業者が信用できるのかどうか調べてから口座を開設するようにしてくださいね。

